予防歯科
- Q歯ブラシはどのような基準で選べばいいですか?
- A多くの会社が多くの歯ブラシを販売しそれぞれに良いことを言っていますが、基本となるのは歯ブラシの性能ではなく、患者様自身の歯磨きです。
歯ブラシが汚れを落とすのではなく、患者様の歯磨きが汚れを落とすという考え方が重要です。
その上で選ぶべき歯ブラシは普通の硬さ、普通の形、普通の形状が最も基本になります。 - Q電動歯ブラシは使用した方がいいですか?
- A歯磨きの大原則は電動ではない歯ブラシで適切に歯ブラシができるということが大切です。
電動歯ブラシを使用しても歯に適切にあたらなければ汚れはとれません。
ただし、体の不自由な方などは電動歯ブラシの効果は大きいと考えられます。 - Q歯ブラシの取り替え時期の目安を教えてください。
- A歯ブラシは一般的には月1回程度は変えるようにするのがおすすめです。
目で確認する方法は、ブラシの後ろから見て毛先が左右にはみ出ている場合は取り替えてください。 - Qフッ素はむし歯予防になるのでしょうか?
- Aフッ素はむし歯予防に効果的です。
歯を強くし、細菌の活動を抑制する効果があります。
お子さんはもちろん大人の方もフッ素塗布をお勧め致します。 - Q毎日の歯磨きだけでは、予防歯科になりませんか?
- Aもちろんなります。予防歯科で最も重要なのは歯磨きなのです!
しかしながら正しい磨き方で磨いていることが大切です。正しい磨き方でないと、長い時間磨いていても十分な予防効果は得られません。歯ブラシの仕方など丁寧に、お伝えしますのでご来院ください!また、磨く時間も10分くらい長いと効果的なので、なにかをしながら磨いていただいて構いませんので、「ながら磨き」をしてみてください!
それに合わせて自身のお口の状態に適した道具選びも重要になります。
歯ブラシや歯間ブラシの処方も行っておりますので一度ご相談ください。 - Q子供や妊婦、高齢者でもキシリトールの摂取はできますか?
- A摂取は可能です。
100%キシリトールの摂取はむし歯予防に効果的です。
ただし取り過ぎは下痢を引き起こし、体調を崩す可能性がございますので量や頻度に注意が必要です。

予防歯科とは、子供~高齢の方まで歯の健康な状態を保ち、お口の中の状況が悪くならないように未然にむし歯や歯周病を防ぐために診療を行うことです。
当院では、定期歯科検診はもちろん、ブラッシング指導、歯のクリーニング(PMTC)、フッ素塗布などを通じて予防歯科診療を行っております。
歯は一度失ってしまうと、二度と健康な歯は帰ってきません。一生の大切な財産と言えます。
患者様の歯を1本でも多く残すことができるよう予防歯科診療を行って参ります。
予防歯科のメリット

歯は一度失うと元には戻りません。虫歯や歯周病など、多くの歯のトラブルは、進行するまで自覚症状が出ないことが多いのが特徴です。
その結果、症状が悪化してから受診するケースが多く、治療が大掛かりになったり、痛みを伴ったりすることがあります。
しかし、定期的な検診と適切な予防ケアを行うことで、これらのリスクを大幅に減らすことが可能です。
早期発見・早期治療
定期検診を受けることで、小さな問題を見逃さず、簡単な治療で済ませることができます。
例えば、初期の虫歯は削らずに治せる場合もあります。
歯を守るための習慣づくり
正しいブラッシング方法やフロスの使い方、食生活の改善など、日々のケアで歯の健康を保つ習慣を身につけることができます。
全身の健康を守る
最近の研究では、歯周病が糖尿病や心臓病、脳梗塞、早産などの全身疾患と関連していることがわかっています。
予防歯科は、全身の健康維持にも大きく貢献します。
予防歯科が治療費を節約する理由

歯科治療にかかる費用は、症状が進行するほど高額になる傾向があります。
予防歯科を積極的に取り入れることで、問題を未然に防ぎ、結果的に治療費を大幅に節約することが可能です。
1. 初期段階での問題発見と簡易治療
虫歯や歯周病は、進行すると治療が複雑になり費用が高くなります。
しかし、予防歯科では定期的な検診を行うため、問題を初期段階で発見できます。
初期の虫歯:再石灰化を促す処置で、削らずに治る場合があります(費用が非常に低い)。
軽度の歯周病:歯石除去やクリーニングで改善することが多く、外科的処置は不要です。
一方、進行した場合には、虫歯は神経治療や被せ物が必要になり、歯周病は外科手術や歯の抜歯が必要になる場合があります。
これにより、治療費が数倍に跳ね上がることも珍しくありません。
2. 歯を失うリスクの軽減

歯を失った場合、インプラントやブリッジ、入れ歯といった補綴治療が必要になります。
これらの治療は保険適用外になることが多く、数十万円単位の費用がかかることがあります。
一方で、予防ケアにより歯を守れば、こうした高額な治療を避けることができます。
3. 2次カリエス(2次虫歯)の防止

一度治療をした歯は、2次カリエス(2次虫歯)になりやすい状態になっています。
2次カリエスとは、虫歯治療を行った箇所の周囲に再び発生する虫歯のことです。
一度治療を行った歯であっても、再度虫歯が発生するリスクはゼロではありません。
特に、詰め物や被せ物と天然歯の境目は、汚れが溜まりやすく、虫歯菌の活動が活発になる場所でもあります。
二次カリエスを防ぐには、定期検診が欠かせません。治療後の詰め物や被せ物が適切に機能しているかを確認し、必要であれば早めの調整を行います。また、プロの歯科衛生士によるクリーニングで、詰め物や被せ物の周辺を徹底的に清掃します。
4. 全身の健康維持による医療費削減

歯周病は全身の健康に悪影響を与えることがわかっています。
例えば、糖尿病や心疾患の悪化、早産のリスク増加などが挙げられます。
予防歯科で口腔内の健康を保つことは、これらの疾患を予防し、結果的に医科の治療費を抑えることにもつながります。
5. 定期的な予防ケアの費用対効果

予防歯科のケア(定期検診やクリーニング)は、一回あたりの費用が比較的安価で済みます。
例えば、年に数回のクリーニングを受けることで、将来的に高額な治療が必要になるリスクを大幅に軽減できます。
当院では、1カ月に1回の頻度でメンテナンスに来院される場合の費用は約1,300円と、一般的な歯科医院の金額(約3,000円程度)よりも安価に設定しております。
予防歯科は、「少しずつの投資で大きな出費を防ぐ」という費用対効果の高い方法です。
当院で行う予防歯科
ブラッシング指導

「自分では念入りに歯磨きしているつもりなのにすぐ歯石がつく」、「すぐむし歯ができてしまう」このようなお悩みの方はいらっしゃいますか?
歯磨きの仕方や、歯ブラシや補助用具の選び方が間違っている可能性が高いです。
定期歯科検診に通っていただいても日常の歯磨きが適切でないと、お口の中のトラブルが起きてしまいます。逆に言うと毎日の歯磨きが上手になれば、お口の中は快適に保てます。
患者様のお口の健康のために、歯科衛生士により歯磨きの仕方を指導させていただきます。
PMTC

PMTCとは歯科医院で受けられる専門のスタッフによるプロの歯磨きです。
上手にブラッシングを行えていても、少しの磨き残しがあったり、磨き方のくせで残してしまう汚れがあります。
またブラッシングで落とせない歯石の除去などを歯磨きのプロである歯科衛生士が行います。
数ヶ月に一度PMTCを受けることで、歯の表面がつるつるになるので、汚れがつきにくくなるというメリットもあります。
フッ素

フッ素を歯に塗布することで、歯を強くし、むし歯になりにくくなります。
歯科用のフッ素には、ジェルタイプ、フォーム(泡)タイプなどいくつか種類があります。患者様に合わせてお選びします。
定期歯科検診

むし歯の検査、歯周病の検査はもちろん、咬み合わせの診査も行います。
良くない咬み合わせは歯を傷つけたり、むし歯や歯周病にも影響します。早期に異常を発見することで、予防や治療に役立てます。
また、歯ぐきや粘膜の異変も検査で早期に分かります。
「ただの口内炎かな?」、「白いできものができているけど、熱いのを食べてやけどしたかな?」もちろんそのような場合もありますが、上皮組織の異変でも見られる所見です。
予防歯科よくある質問